寝違え(首の痛み)
2020年06月10日
今回は起床時の首の痛み。
・・・俗にいう【寝違え】についてです。
寝違え(首の痛み)の特徴
起床時や寝ている間に
首の筋肉や、関節を過度に捻ってしまい
前屈(=首を前に倒す)
後屈(=上を向く)
側屈(=横に倒す)
回旋(=振り向く動作)
の中で痛みが出る方。
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特に、頸椎捻挫といって
関節周囲組織である
<靭帯・筋肉>などの組織に傷がついてしまい、
炎症を起こし鋭痛という、
【鋭くズキズキする痛み】が出るもの。
のことを言います。
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また、首には頭部から肩甲骨に付着する筋肉がある為、
肩や肩甲骨を動かした際に痛みが出る可能性もあります。
寝違え(首の痛み)の原因
首の痛みの原因は様々なものがあります。
・姿勢の悪さ
・外傷(怪我)によるもの
・神経痛
・慢性的な血流障害によるもの
(=肩こり)
などなど、様々です。
しかし、
元々の基礎的な頸肩部の緊張があるのとないのでは
寝違えを起こす危険性が段違いです。
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~こんな方は要注意~
在宅ワークなどで長時間の不自然な姿勢
(デスクワーク)(運転)
冷房や寒冷などにさらされる
(毛細血管の収縮)
日頃から頭痛や肩こりがある
(寝違えの基礎ができている)
不良姿勢・猫背
(常に頸部・肩上部の緊張)
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そして、意外と関係が深いものの一つに
【寝方】【枕】があります。
➔睡眠は人間にとって、とても大切です。
睡眠時に脳内で記憶の整理をしたり
自律神経の働きが切り替わり
リラックスさせる働きがあったりします。
しかし、寝ている姿勢が悪かったり
使用している枕の高さが悪かったりすると
↓↓↓↓↓
????睡眠時に脳内でのホルモンの放出が正しく行われず
寝起きが悪い。緊張が取れない。
????身体に無理な態勢を強制してしまい
筋肉にストレスがかかり、固まってしまう。
関節に負担がかかり続け炎症が起きてしまう。
などの悩みが出てきます。
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他にも【内蔵の不調】や【疲れ】の為に
睡眠姿勢が偏ったり、寝返りが少なくなってしまったり
首周りの筋肉に緊張が出てしまい
そのまま長時間、無理な態勢で寝てしまい
首に痛みが出てしまう。
なんてこともあります。
寝方はきっかけであり、
暴飲暴食や深酒、夜更かしなどが、
内臓の疲労を増やし、首の痛みを起こしやすくなってしまいます。
寝違え(首の痛み)の施術
寝違えの痛みは時間が経つと落ち着いてくるので
なにも対処せずにそのままにする方も多いです。
しかし、放置してしまうと!!
…1.2週間経っても痛みが取れなかったり
頻繁に寝違える事が増えたりしてしまいます。
➔なぜなら、
傷ができてしまったことにより
周囲の筋肉が過度に緊張しているからです。
私はよく、
『施術によって傷口を縫い合わせることはできません。』
↓
『傷口を引っ張ってしまう筋肉を緩めます。』
と、話します。
当然、私たち、整骨院では外科的な対応ができないので
一回痛めてしまったところを
悪化させないようにするのが一番ですね。
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施術方法としては、
①安静を第一にしていただき、
痛めてすぐの場合は、
痛めたところが炎症を起こしてしまっているので
②冷やして炎症を抑える必要があります。
瑞江駅前はりきゅう整骨院では、
痛みの原因である筋肉をつきとめ、
頸部は炎症を悪化させてしまうことがあるのであまり触らずに
③肩甲骨周囲の筋肉を緩め、
肩甲骨の動きを出すような施術をします。
<なぜ、肩甲骨の柔軟性を出すのか?>
頸部を痛めてしまう寝違えでは、
基本的に、痛みの部位を緩めても
傷口がある場所なので痛みは減りません。
肩甲骨を緩めると
肩甲骨から頸部に付着し、傷口を引っ張ってしまう筋肉を
緩めることができるので
傷口への負担を減らすためには肩甲骨を緩めた方が
効率がいいのです。
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<特に緩めた方がいい筋肉>は
【僧帽筋】
【斜角筋】
【胸鎖乳突筋】
【大・小胸筋】
などの大きな筋肉から
【肩甲挙筋】
【菱形筋】
【前鋸筋】
などの肩甲骨に付着する筋肉。
さらには、肩甲骨を遠くから引っ張ってしまい
頸部の筋肉を間接的に緊張させてしまう
【前腕屈筋群】【前腕伸筋群】などが挙げられます。
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瑞江駅前はりきゅう整骨院での施術
<肩関節調整>
側臥位(横向き)で肩甲骨周囲の筋肉を緩めます。
『肩甲骨はがし』などの大人気メニューも盛り込まれています。
↓(肩甲骨はがし)↓
<鍼施術>
鍼によって炎症を起こしている傷口を
動かすことなく周囲の筋肉を緩めます。
特に、
・運動鍼…と言って、鍼を刺しながら腕などを動かして
筋肉を動かしながら緩める方法。
・パルス法…鍼通電と言って、筋肉に刺した鍼に電気を流します。
・円皮鍼…シールタイプの鍼をお体に貼ることによって、
ご自宅に帰ってからも、継続的に刺激を入れることができる方法です。
<猫背矯正>
ある程度筋肉が緩んできたら、
肩甲骨の可動域制限の原因である姿勢の悪さ、肩甲骨の巻きこみを
20分たっぷりストレッチをしながら緩めます。
筋肉の硬さを取るだけでは、いずれまた戻ってしまいます。
再発してしまわないように、
筋肉に負担が少ないような姿勢づくりをしていきます。
在宅ワークが始まり1カ月以上が経ちました。
非日常にストレスを感じていらっしゃる方も多くいると思います。
そんな中、ストレスに対抗し生活していくためには
お身体のストレッチや、施術によるケアをしていく必要があります。
ストレッチに関してはYouTubeに載せていますので
YouTubeを参考にしてみてください!
肩こりストレッチ2(今後載せます。)
また、姿勢矯正・猫背矯正に関しても
に載せていますので、参考にしてみてください。
最後までお読みいただきましてありがとうございました。
瑞江駅前はりきゅう整骨院でした。
お電話:03-6638-8486