整体シリーズ 其の四~四、五十肩~、肩関節周囲炎とは!

2021年09月2日

みなさん、こんにちは! 瑞江駅前はりきゅう整骨院です!

今回もお身体の悩みに対して少しでもプラスになればと思います!
他のブログもありますので、そちらもご覧ください!

今回は「肩関節周囲炎」です!

肩関節周囲炎と聞いてあまりピンとこないと思いますが、四十肩、五十肩と聞けば耳にしたことはあると思います。
今回はその四十肩、五十肩がどんなものなのかを書いていきたいと思います!

肩関節の構造(関節)

一般的に肩関節と言えば肩甲骨と上腕骨が作る肩甲上腕関節を指すことが多いですが、肩関節は肩甲上腕関節だけではなく肩峰と烏口突起と上腕骨の間にある隙間も肩関節に含まれます!

この二つの関節を合わせて狭義の肩関節と言います。
このほかに広義の肩関節が存在します!

広義の肩関節に入るものとして胸骨と鎖骨で作る関節の胸鎖関節、肩甲骨と鎖骨で作る関節の肩鎖関節、肩甲骨と肋骨で作る関節の肩甲胸郭関節があります。
この狭義の関節広義の関節によって肩の動きが作られています!

 

肩関節の構造(筋肉)

肩関節の動きに関わる筋肉は数多くあります!

その中でも表層にあり、大きい筋肉である大胸筋、広背筋の話は別ブログで書きましたので割愛します!
大きな役割であり、大事な筋肉でもありますので知らない方は是非チェックしてみて下さい!
肩こりと肩周り筋肉ブログcheck!
今回は深層の筋肉で肩の動きにとても大事な回旋筋腱板についてお話しします!
回旋筋腱板はローテーターカフとも言われ4つの筋肉をまとめていいます。

①棘上筋

主な作用は肩を横から上げる外転です。また棘上筋には、肩関節の安定性に関与する役割があります。特に肩甲上腕関節の下方安定性に関わります。

この棘上筋が弱くなったり、硬くなったりしてしまうと肩の安定性が乏しくなったり、棘上筋部分に炎症を引き起こしてしまいます。

さらに棘上筋の拘縮と脆弱により本来ぶつかるはずのない肩峰という肩の出っ張りと棘上筋がぶつかってしまい痛みを感じてしまいます。

これをといいます。

 

②棘下筋

棘下筋の主な作用は肩を外側に捻る外旋です。後は肩を後ろに伸ばす作用もあります。
棘下筋は外旋の筋肉の中で最も強力な筋肉とされています。

この棘下筋は肩の後ろの安定性を保つのに大事な役割をしています。
棘下筋が弱いと肩の安定性が保てなくなり、インピンジメント症候群や神経の絞扼をおこしやすくなってします。

野球の投手やバレーボールのアタッカーは棘下筋の萎縮がみられることが多いです。
そのため鍛えることがとても大事になります。

野球をしている男の子

③小円筋

小円筋の主な作用は棘下筋と同じ様な働きをします。

また棘下筋と共に肩の後方の安定性に大きく関わっているのと、手を上にあげた際に関節を包んでいる関節包という袋を緊張させることで腕の骨を支持する役割があります。

そのため肩関節の安定性に大きな役割があります。

もし、小円筋が弱くなるとそれに伴い肩関節が不安定(ルーズショルダー)になり、他の筋肉や組織に負担がかかってしまいます。

④肩甲下筋

肩甲下筋も肩の安定性を保つのに大事な筋肉です。
肩甲下筋は他のローテーターカフと違い肩の内旋動作に作用しています。

そのためこの筋肉が硬くなって拘縮してしまうと胸を開く動作の制限になってしまいます。
肩甲下筋の硬さは肩の内巻きになってしまい猫背姿勢にも関わっています。

回旋筋腱板について説明させていただいた通り、肩の関節運動にとってとても大事な筋肉になります!
この回旋筋腱板の機能制限は肩関節周囲炎にも大きく関わっています。

肩関節周囲炎原因

肩関節を構成する骨、軟骨、靱帯や腱などが老化して肩関節の周囲に組織に炎症が起きることが主な原因と考えられています。
肩関節の動きをよくする袋(肩峰下滑液包)や関節を包む袋(関節包)が癒着するとさらに動きが悪くなります。

症状

・突然きっかけもなく痛みが出た。

・最初は動かさなくても痛い場合がある。

・髪を結ぶ動作、手を後ろに回す動作で痛みがある。

・夜間痛みで眠れない。

・肩をある角度まで上げると痛みが出る。

40代~60代で発症することが多いため四十肩や五十肩と言われることが多いです!肩こりでお悩みの女性のイラスト

肩関節周囲炎には症状の出方によって3つの時期に分かれます!

①炎症期
明らかな痛みのきっかけがなく、突然強い痛みが出ます。

夜間痛、安静時痛などを伴うことが多く、特に痛みが強い時期です。

②拘縮期

炎症期のような強い痛みが軽減し、肩の動きが特に悪くなる時期です。
肩を動かしたときに痛みを感じ、肩の関節の動きが特に悪い時期です。

③回復期

肩を動かした時の痛みや関節の制限が少しずつ回復していく時期です。

これらの期間を経て症状が回復します。

この期間はだいたい9か月~1年かかります。

 

 

最後に

肩関節周囲炎の症状がありながらも、施術をせず放置している方が多くいます。

放置していても回復することが多いですが、適切な施術をしなければ痛みが治まった時に関節の硬さや動かしにくさを感じることがあります。

そのため肩関節周囲炎を甘く見ることなく、是非施術を受けることをお勧めします!🌻

 

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