瑞江・篠崎の患者様必見!指の「カクッ」とひっかかりはばね指かも!?
2025年06月14日
みなさん、こんにちは!
瑞江駅前はりきゅう整骨院の宮坂です!
指を曲げたときに「カクッ」と引っかかる感覚や、痛みを感じることはありませんか?
それはもしかしたら「ばね指(弾発指)」かもしれません。日常生活に不便を感じるこの状態、今回は、ばね指の原因やメカニズム、状態、施術法についてご紹介します。
ばね指とは?その特徴とメカニズム
腱と腱鞘の摩擦で生まれる「ばね現象」
ばね指は、「弾発指(だんぱつし)」と呼ばれ、指を曲げ伸ばしする腱(屈筋腱)が通るトンネル状の構造「腱鞘(けんしょう)」の炎症が原因です。炎症により腱鞘が狭くなり、腱の滑走が妨げられて「引っかかり」を感じるようになります。
特に、指を曲げた後に伸ばそうとすると「カクッ」と急に伸びる状態が特徴的で、これが「ばねのような動き」に見えるため、「ばね指」と呼ばれます。
ばね指の原因とは?
日常生活に潜むリスク要因
ばね指の発症は、日常的に手や指を酷使する人に多く見られます。主な原因は、屈筋腱と腱鞘の摩擦によって起きる炎症です。特に以下のようなライフスタイルや職業に当てはまる方は要注意です。
1. 家事・育児に追われる主婦(特に産後)
育児中は、赤ちゃんを抱っこしたり、ミルクを作ったり、おむつ替えをしたりと、手首や指を酷使する動作が繰り返されます。さらに、ホルモンバランスの変化が筋腱の柔軟性や回復力を低下させるため、産後の女性はばね指になりやすい傾向にあります。
2. パソコン作業やスマホ操作が多いビジネスパーソン
長時間のキーボードやマウス操作、スマホのフリック動作なども、ばね指の原因となります。特に親指や中指は負担がかかりやすく、症状が出やすい部位です。
3. 手作業や細かい作業が多い職人・クリエイター
美容師、調理師、裁縫、ピアニストなど、指先の繊細な作業を日常的に行う職種では、腱に過度な負担が蓄積され、ばね指のリスクが高まります。
4. 更年期・閉経後の女性
女性ホルモン(エストロゲン)の減少によって腱の滑走性が悪くなり、炎症が起こりやすくなるため、更年期以降の女性にも発症が多く見られます。
5. 糖尿病やリウマチなどの持病がある方
糖尿病患者は血糖コントロールが不良な状態が続くと、腱や腱鞘の柔軟性が失われる傾向があります。また、関節リウマチなどの慢性的な炎症性疾患を抱える方も、関節周囲のトラブルが生じやすく、ばね指を併発しやすいです。
状態はどう進行するの?
初期状態から進行状態まで
ばね指の状態は段階的に進行します。以下のような変化がみられたら注意が必要です。
-
指のこわばり(特に朝方に感じやすい)
-
指の付け根の違和感や痛み
-
指を動かしたときの引っかかり感
-
指を伸ばす時に弾くような動作が必要になる
-
状態が悪化すると指が動かなくなることもある
初期段階では違和感だけだったものが、進行することで痛みや可動域の制限が強くなっていきます。
ばね指に対する有効な治療法は?
整骨院でのアプローチ
ばね指の治療には様々な方法がありますが、整骨院では保存療法と呼ばれる非手術的なアプローチが中心です。
1. 炎症の抑制
手技療法や超音波療法を用いて、炎症の鎮静を図ります。アイシングも有効で、腱鞘の炎症を和らげる助けになります。
2. 筋肉の緊張を緩める
指を動かす筋肉や前腕の筋肉をほぐし、腱へのストレスを軽減します。これにより、腱鞘の摩擦を減らすことができます。
当院では鍼施術やハイボルトを使用し、筋緊張や炎症を抑えることが可能です
3. テーピングやサポーターの使用
動きを制限し、安静を保つための補助具を使用することで、炎症の進行を防ぎます。
4. 自宅でのセルフケア指導
ストレッチや負荷をかけない運動方法など、自宅でできるケアについても指導を行っています。
ばね指に関するよくある質問
Q1. ばね指は自然に治りますか?
初期であれば、安静と適切な処置で改善することもありますが、長期間放置すると慢性化する恐れがあります。早めの対処が重要です。
Q2. 再発の可能性はありますか?
あります。特に原因となった習慣が改善されない場合は再発しやすいため、予防指導も受けましょう。
Q3. テーピングは自分でもできますか?
簡単なものは可能ですが、正しい位置や強さで行う必要があるため、専門家に指導を受けることをおすすめします。
放置せず、まずはお気軽にご相談ください!
ばね指は、早期発見・早期対処がカギです。「少し引っかかるだけだから…」と放っておかず、気になった時点でご相談いただければ、手術を回避できる可能性も大いにあります。
当院では、状態に合わせた丁寧な施術とセルフケアのアドバイスを通して、再発防止までトータルにサポートいたします。まずはお気軽にご連絡ください!
腱鞘炎の痛みは「こちら」から