瑞江・篠崎・一之江にお住いのママさんお悩み相談室～肘内障～

2022年07月21日

皆さん、こんにちは！

瑞江はりきゅう接骨院の石井です。
6月になり一段と温かくなり、日によっては日中は汗ばむほどの陽気になってきて子供達も公園などで遊ぶ機会も増えてきましたね。
温かくなり,瑞江や篠崎は保育園や公園やお子さんの遊ぶ場所も多いのでそういった場所にてこんな場面に遭遇したり、体験したことはありませんか、、、？
お子さんが遊具で遊んでいた際や散歩中に手をつないでいてとっさに腕を引っ張ってしまったその後から腕を動かしたがらない、手を繋げない、あげようとしないなど、、、
こういった場面等を見たり、お子さんが似たようなのを訴えている場合は2歳から4歳の幼小児に多い肘が外れてしまう、「肘内障」というのになっている可能性があります。
今回はその肘内障についてお話していこうと思います。

◯肘内障とは、、、？

・肘内障とは、肘関節を構成している橈骨(親指側)と尺骨(小指側)を繋いでいる上橈尺関節が脱臼してしまっている状態で、肘をすこし曲げるか下にだらんとして動かさなかったり、肘の痛みを訴えるなど、他覚的な所見としてみられるのが特徴です。
骨折とは違い強く腫れたり発赤が出たり等がはっきりと出現するわけではないので、早めにお子さんの異常にきずいて整骨院、接骨院にて整復をしてあげることが大切です。

◯肘内障の原因とは？

先程もお伝えしましたが、肘関節は2本の骨があり、その親指側の橈骨が肘から抜けたりしないようにストッパー(橈骨鱗状靭帯)がついていて固定をしています。
ドアをあけたり等の前腕の回旋動作は橈骨が橈骨鱗状靭帯があることで回転が出来ます。
しかし、2~4歳の幼小児はまだ体の骨や靭帯が形成しきれてなかったり、関節が緩くなっている為、腕を引っ張られたり、就寝中自ら寝返りで腕を巻きこんでしまったりしたさいにスポッと外れやすいため肘内障の好発年齢は幼少児が多いと言われています。

◯肘内障、多い所見

・子供が手を引っ張られたりした後に痛がって腕を下に下げたまま動かさない。
・急に泣き出し腕を触らせてくれなくなる。
・肘付近に痛みを訴える。
・腕の力が入らない等

◯鎖骨や腕の骨折の可能性をもありますのでご注意を！

お子さんが痛みで腕を上げようとしなかったり腕を引っ張ったりしていない状況（転んだりして肩や腕をついたりしていない）の場合には肘内障ではなく鎖骨骨折や上腕骨の骨折の可能性もあります。
肘内障と決めつけずまずは検査が出来る整骨院に連れて行ってあげてください。

肘内障は骨折等とは違い良くすることは比較的簡単ですが無理に曲げたり動かしたりすると治りにくくなりますしお子さんも痛みで辛いと思いますので出来るだけ早めにお越しください。

早期に整復が出来ればすぐに痛みも減りますし、固定も必要がないのがほとんどです。
なかには痛みが少し続くときがあったり、痛みを訴えるケースもありますが怖さや動かすと痛いと思っている子もいらっしゃいますのでキラキラ星をしたり、お菓子や物で遊せたりしてみてください。

◯i-careグループならではの肘内障治療法

幼小児の肘の痛みでご来院された場合はできるだけ早急に対応をしていきます。
まずお連れの方に何故痛みが出ているのかをお聞きし原因追求と解明をしていきます。
その際に肘周りの検査や骨折等の見極め、判断をします。
肘が外れていると分かった場合は、お連れ様にご説明をし、お子様が警戒心や怖さを持ち力をいれないようにその場にてササっと徒手整復をしていきます。
整復方法は回内法か回外法にて行っていきます。
多いケースなのですが、ご自宅等にて見様見真似で整復をしてしまうと整復が難しくなる場合もありますので、出来るだけ早期に当院にご連絡いただければと思います。
（整復例）
　　